会員募集中!
日本全国スギダラケ倶楽部 宮崎支部のブログへようこそ! 日本一の杉材生産量を誇る宮崎県には杉を愛し、杉の魅力をもっと広めてゆこうと日夜走り回っている暑苦しい仲間がたくさんいます。 あなたも一緒にスギダラしませんか? 会員登録は↓スギダラ本部HP www.sugidara.jp リンク 日本全国スギダラケ倶楽部 月刊杉WEB版 スギダラ家の人々 北のスギダラ スギダラ北部九州 すぎやねん、関西 オビダラ日記 スギダラ天竜/スギテン スギダラトーキョー 伐採計画 obisugi design 月刊ひゅうが 宮崎県木材青壮年会連合会 海杉 木材コンシェルジュ 杉の木クラフト 日本風景街道 日南海岸きらめきライン 川上木材 SAKUTA建築設計 風景の記憶 秋元~ムラを楽しむ! コンシェルジェあおしま ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ![]() ![]() 新・日向市駅 GS群団総力戦ー関係者が熱く語るプロジェクトの全貌 篠原修・内藤廣・辻喜彦 編著 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 飫肥杉マスコット「オビータ」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ![]() 藍から青へ 自然の産物と手工芸 石田紀佳著 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ カテゴリ
以前の記事
2013年 10月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 最新のトラックバック
ライフログ
新・日向市駅
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
アップが遅くなってしまい、もう南九州は例年よりもだいぶ早い梅雨入りとなりました!
早い梅雨入りですが雨不足が続いた宮崎だったので、田畑や山には恵みの雨となり、若葉、青葉もまた生命力に満ちた色に輝いていることでしょう。 このGWは、北部九州のイロコスギさんとミヤダラのヨシダケ先生と春杉で久しぶりに秋元へ遊びに行ってきました。 高千穂町秋元地区に住む仙人さんが始めたオーベルジュ型農村民宿で過ごす時間、春の恵み、秋元エコミュジーアム巡りなど・・・2011春の秋元の魅力をご紹介。 5月の高千穂町秋元地区の新緑や春の恵みは、心身のリフレッシュに最適な癒しのムラたびです。 いつも秋元入り口あたりにくると、豊かな緑とおいしい空気に車の窓を全開にして、思わず深呼吸してしまいます。 ◆オーベルジュ型農村民宿「まろうど」 仙人さん宅の母屋は、神楽宿としても、その際の客人の受け入れも対応可能な広~い家(古民家の梁や柱を残して改築)!そこに離れの築130年の古民家を改装した新しい客室兼ギャラリー「まろうど」が誕生。まろうどの名前には「客人」という意味があり、ムラで生活する家族の中にお客様を招き、昔の村人がもてなしたように、心よりの歓迎で「ムラたび」を楽しんで頂きたい、そんなオーナーの想いがつまっています。 今回他にも一家族民泊、一緒に飲みました。数日前は、九州外に住むイタリア人もネットで見つけて民泊されたそうです! ![]() ◆春の山の恵み 秋元の晩餐会も朝食もランチも地元主婦の趣向をこらした春の恵みの山菜づくし、筍のバルサミコ酢煮、ウド、ぜんまい他たくさん、高千穂牛、猪肉の洋風煮込みなどなど次から次に!地元食材の創作料理をたっぷり堪能できて、それだけでも大満足♪。 メニューは、その日に秋元周辺で収穫してきたばかりの食材で考えるとのこと。 ![]() ◆秋元エコミュージアム 秋元地区には、三つのエコミュージアムがあり、高千穂秋元夜神楽の写真展示をおこなっていました。 秋元エコミュージアムは、「高千穂ムラたび活性化協議会」の事業の一部門として企画され、活動が開始され、神話や神楽や神秘的な自然・文化などに人気が集まる高千穂の中でも、さらに奥深い土地に位置する秋元集落とその周辺の山や森、渓谷などをステージとして展開されています。 集落内に残る空き家や倉庫、石倉、納屋などを改築・改装し、「展示空間」「もてなしと交流の拠点」とします。秋元神社への参拝コースや地域に点在する自然遺産・史跡などもマップ上で連結し、「散策と鑑賞のプログラム」とします。 明るく、温かく迎えてくれる秋元のムラ人もまた秋元エコミュージアムの大切な宝です。 ~「秋元~ムラを楽しむ!」HPより抜粋~ ◇ギャラリー客神 まろうど その一つが仙人さんの母屋の隣にある椎茸乾燥小屋を改装した展示施設ギャラリー客神。 ![]() ◇ギャラリー蔵之平 くらんでら 秋元の二つ目の農家民宿「蔵守」にも、納屋を改装したギャラリー「蔵之平 くらんでら」。ミニコンサートや地区のみなさんの呑んかた(飲み会)など、広いので様々なことに活用できますね。 ![]() ◇ギャラリー石蔵 名のごとく、石蔵を利用したギャラリー。石蔵も土壁と違うあじわいがあります。 ![]() ◆秋元生産の花 秋元地区の新たな事業の一つとして婦人部のみなさん方で、生産出荷されている”ラナンキュラス” この季節はもう終わりの時期だそうですが、とってもエレガントなフォルムと色。その場の空間がとても華やぎます。特にこの深い紫色はめずらしい! ![]() ◆秋元ムラ旅スポット 春杉いちおしの秋元ムラ旅スポットの一部を紹介。 ◇樹齢500年の桂の木(写真左) 民泊「まろうど」のすぐ近くの六峰街道へ行く途中に「宮崎県巨樹百選」に選ばれた高さ30m、幹周は1330cmと圧巻される迫力! 朝の散歩で、この樹からいい気をたっぷりといただいて、竹の樋で引かれた山からの清冽な水で石のブレスレットを清めたり、冷たくておいしいので飲んだりもします。 ◇蜜蜂のうと(写真中央) 秋元の通り道にもいくつか見かける昔ながらの杉の木を切って巣箱のような物を作り、蜜蜂が住みついてくれそうな山を見つけては据えていくという蜜蜂の「うと」。蜂蜜を秋口に採集、彼らが冬を越せるように、食料としての密はちゃんと残すそうです。 地区の方から幾度かいただいたことのある日本蜂の濃厚な蜂蜜は、貴重な逸品。 ◇秋元神社(写真右) 大勢の人々が九州外からも訪れるようになったスピリチュアルスポット秋元神社。拝殿が鬼門を向いていることから、大きなパワ-が宿ると言われています。 晩秋には、ご神木の銀杏の葉が絨毯のように敷き詰められて、美しい景観が広がります!境内には、秋元の山水が流れ落ち、めずらしい軟水の名水がおいしい! ![]() ◇村直売所 いろはや(写真左) 秋元のおみやげは、なんといってもここ水の口活性化センターの前に2009年9月に誕生した「農産物直売所 いろはや」で。秋元でとれた季節の野菜を始め、米、雑穀類、小麦粉、豆類、ムラビト手作りの雑貨など様々なものを出品。お米は、すぐ売りきれるそう。この日も新鮮な野菜を買って帰りました。 ![]() 秋元のおすすめは、まだまだありますが、また次回にご紹介します。 秋元集落をもっと知りたい方は、左にあるリンクの「秋元~ムラを楽しむ!」、カテゴリの「秋元便り」を、クリックしてご覧ください。 2010年度から仙人さんはじめ、数少ない若い人たちが中心となって「高千穂ムラたび活性化協議会」を発足し、限界集落といわれる秋元集落での「持続可能な村での生業(仕事)作り」に日々頑張っている取り組みに、ムラでの暮らしや地方伝統文化継承への新たな可能性やパワーをもらえます。 2011年は、この秋元でスギダラも参加して新たなチャレンジへと動きだしそうです。 ▲
by sugidara-miyazaki
| 2011-05-30 23:52
| 秋元便り
新年あけまして おめでとうございます!
「南のスギダラ」を、今年もどうぞよろしくお願いいたしま~す。 ![]() 秋元スギダラ会員のカネミツさんの長男で、杉ダラ節の振り付けを依頼しているNoriさんの結婚披露宴にヨシダケ先生と春杉が出席してきました。 なんと結婚披露宴会場は、2008年の3月に廃校となった高千穂町向山南小・向山中の体育館で、地域住民総出?!の250人が盛大に祝福! 新郎のNoriさんは、母校での披露宴で少しでも地域を明るくしたいという願いで、廃校となった体育館を活用したのでした!この会場で披露宴をするには、地域や友人のみなさんの協力なくしてはできません。会場設営、お料理、司会、音響、照明、駐車場整理などすべて友人や地域の方々による手作りです。 マスメディアでも、地元テレビの情報番組「ゴゴイチ!」特集で、当日生中継とその前週の2回も取り上げられて、宮崎日々新聞にも掲載されました! ![]() 新郎新婦入場は、なんと夜神楽の戸取りです(~o~)!手力男命(たぢからを)が扉を開けて、「秋元夜神楽保存会」の舞い入れと一緒に入場するしかけ。演出がこっていました! ![]() ![]() 披露宴のお料理は、秋元地区婦人部のみなさんによる手料理です! うどんもおばあちゃんたちが粉からこねてつくられたそうです!夜神楽でもおなじみの鱒寿司、お煮しめ、そして赤飯他いろいろ、新郎も当日朝に赤飯を配膳されていたとのこと。 昔は披露宴といえば、地区でこうして手作りでみんなで祝っていたものだと言われていました。 ![]() そして芸達者な方が多い高千穂や秋元の方々にとって、披露宴を盛り上げるべく余興は欠かせません。総勢10組はありました!きっとこれでも、だいぶ絞り込まれたに違いありません(^。^)。 なにせ、体育館なので時間制限はないですし、メイン司会とは別に余興担当の司会がペアでいるほど、余興に時間も力も入った披露宴は4時間半!でも出席者すべてを飽きさせず楽しませてくれた芸の数々(@。@)! 音響担当だけでなく、弾き語りでも歌ったPさん(左上)、新郎Noriさんがダンス指導をしている生徒さんたち2組の軽快なダンス、そして新郎も加わった友人とのプロ並のダンスと盛り上がりました。一番盛り上がったのは、やはり秋元婦人部の一斗缶を蹴り出したりの踊り(左下)。秋元婦人芸能部健在!さすが最強でしたね ![]() ![]() 最後はエイサーの後で、出席者全員でのカチャーシー(沖縄民謡の演奏に際して興が乗るにつれ、聴衆が両手を頭上に掲げて左右に振り、足も踏み鳴らす踊り)で盛り上がりました!総勢250名のカチャーシーは、見たことありません!私も、もちろん踊りましたが圧巻でしたよ~♪ ![]() * * * * * * * * * * * ![]() 黒米や干しいたけ、神楽のらくがん(たじから男とうずめ)、ゆず、高千穂茶など。これらすべて家族で250名分を準備されたのです。家族の愛情がいっぱい詰まっていた引き出物。 披露宴も含め、終始アットホームな祝福の宴と感じいりました。 * * * * * * * * * * * ![]() ![]() 廃校となった体育館で、地域活性化のためにすべて手作りで行なうなんて、すごいお二人です!スタートから地域に足がしっかりと着いた、そしてなにより地域の方々、友人とのつながり・絆ができているからできる結婚披露宴ですね。 プラスこの地域で根を張り生き抜いていく覚悟があるということ。若いお二人なのに、なんて素敵なんでしょう! ![]() こんな手作りの素敵な結婚披露宴ができる秋元地区のみなさんが、またすばらしい! 地域の未来が、心豊かに大きく開かれた記憶に残る宴となりました! 秋元バンザイ~! ▲
by sugidara-miyazaki
| 2009-01-05 01:28
| 秋元便り
晩秋、今年も神楽の季節が訪れました。残念ながら、春杉は今年行けませんでしたが、11月29日から30日にかけて、スギダラのみなさんが東京からも多数、初めての夜神楽に訪れたのでした。
スギデラさんとミヤダラ写真部のいい写真と、夜神楽見物衆となったスギダラのみなさんから、すばらしい感想コメントをいただいたので、今年もアップしました。 神楽は、11月から1月までの冬の時期に、宮崎県中から県北の山間部で主に舞われる「夜神楽」が知られています。高千穂は、町内に20を超す神楽が800年以上の歴史を刻む神楽の里で、高千穂神楽は、国指定重要無形民族文化財となっています。 私たちがよく訪れているところは、高千穂町の中心街からさらに30分ほど奥深い山へ入ったところの向山地区の秋元集落。水も豊かで、まるで険しい山の中に別天地が開けているようなところです。 ◆神迎え ほしゃ殿(どん)(舞手となる奉仕者のこと)たちが、秋元神社(最近はとても有名になって、遠方からもよく訪れる方がふえている。現在新しく社殿を建て替え中で、今年は社殿がない)に、氏神様を迎えに行き、神事を行なうところから始まります。 今年も、銀杏の葉のじゅうたんが敷地一面に広がっていた境内での神迎えです。 ![]() ◆ふるまい 「ふるまい」は、年に一度降臨された神々と里人が神人一体となる直会の儀式料理。酒、煮物料理のふるまいがされます。ご婦人達が、大鍋で煮込んだ「お煮しめ」をいただきながら、夜明けを待つ光景は、おいしい味とともにおそらく何十年、何百年と変わらないのでしょう。 ![]() ◆ 三十三番神楽 ◆ 詳しい内容は、2007高千穂・秋元夜神楽をご覧ください。動画でも視聴(09.3/2迄)できます。 ![]() 今年の神事には、ヨシダケ先生も参列した(右) ![]() 喜ばしいことに、12月その一人が地元のこの春廃校となった小学校体育館で結婚式を行ないます。 神楽は文化の遺伝子を継承するとともに、きっと次代への架け橋ともなっているのですね。 ![]() ◆二十番、八鉢(やつばち) アクロバット的な太鼓の上で逆立ちをするこの舞いは、限られた舞い手にしか出来ない太鼓を使った妙技で見所のある舞です。 ![]() ![]() ◆二十五番、手力男命(たぢからを)/二十七番、戸取(ととり) 三十三番の中で、有名な一番人気のある舞いの場面。 ![]() ◆三十一番、繰下(くりおろし)/三十二番、注連口(しめぐち)/三十三番、雲下(くもおろし) ![]() ◇◆ スギダラ見物衆の感想 ◆◇ 今夜の神楽は、お布団には決して入らないぞと心に決めて臨んだものの、 2時を過ぎたあたりから、うとうととまどろみ始めてしまいました。 眠りながら、耳に届く太鼓の音、唄はとても心地良く、 夢の中に優しく入り込むような人懐っこさを感じました。 去年は、シンとした厳かな雰囲気が印象深かったのですが、 今年は、懐に甘えたように神楽の時間を過ごしたような気がします。 秋元の皆さん、そして神楽を見にいらした皆さん、 素敵な時間をありがとうございました。 杉鼓 * * * * * * * * * * * 念願の秋元夜神楽、素晴らしかったです!! 永い年月、代々受け継がれて、また今も受け継いでいこうとされている方々がいる。 しかも、よく顔見知りの方々が・・・。 すごく寒かったけれど、朝が白々と明けて来る中で、半分朦朧としながら、 何と幸せなゆったりとした時間なのだろう・・・と思いました。 杉 * * * * * * * * * * * 秋元の神楽は、地域の大切な「神楽」をみんなで心底楽しむいう、すばらしい宝物だと感じました。 今回は、初めて覗かせて頂き、大変、感動しました。 秋元は、~天上の楽園~に見えます。 便利とか不便とかの基準が分からなくなりました。 秋元には色々な知恵と技が生きているのだと思います。 多分、「生きた知恵と技があること」を便利、「知恵と技が無いこと」を不便というのでは無いかと、 今、思い始めています。 秋元に伺う度に、色々、発見があります。 次は、いつ、伺う機会が出来るのか、大変、楽しみです。 ヤルダラ * * * * * * * * * * * ![]() 目の前の時空に、ただ観客でいる以上に関わりたかったという気分だったと思います。 とても厳粛な中にも自由な空気に満ちていました。そして、空間がじつに生き生きとしていた。 「神降」「鎮守」「杉登」の式三番が終わった後の、高千穂神社・後藤宮司により執り行われた神事の中で、宮司は、すっと背を伸ばすと、肩幅ほどに両手を広げられ、静かに、そしてゆるやかに拍手(かしわで)を打たれました。 あの音はいまでも耳に焼きついて残っています。深く、ふくよかに柔らかく、そして重みを持った神への伝言。 深夜の「太刀神添(たちかんぜ)」では、のけぞりつつ白刃を振るいながら呻く、舞手の声が室内に薄く響いていたのが印象的でした。 その後の「八鉢(やつばち)」では、太鼓の上のアクロバットから頭を打った舞手が、舞いつつ「いたいよう」とばかりに頭をさするのがとても可笑しく、爆笑して笛を吹けないお囃子方など、ついシャッターを押してしまいました。それを見て「新バージョンやね」という会話も楽しかった。 何でしょう。八百万の神々とはよくいったものだと思います。思えば日本の神々は、人間以上に人間くさく、泣いたり笑ったり、裏切ったり妬んだりしている。そんな業を承認しつつ、そのうえで厳然たる聖性を獲得した、いわば生々しいほどに生きた神事だったように思いました。 今日、東京で吉武先生にお聞きしたところでは、他の場所の神楽ではまったく違った舞いで、雰囲気も別物になるのだと。たぶんそうなのでしょう。 しかし、私にとっては秋元の夜神楽こそがまさに夜神楽でした。 スギデラ * * * * * * * * * * * 着いた早々から手厚いおもてなし、本当に感謝です。 初めての神楽はとても心に残るものでした。 まだまだ全然理解していませんが、これでやっと夜神楽の話が出来ます。 しかし、舞いもすごい!そして面もすごいですね! なにか神の力というか、本質を見た気がしました。 そして秋元あげての結束力、チームワーク見事でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夜あまり呑まずに(笑)、起きてるといろんな事が出来ることもわかりました。 ★月刊杉WEB版41号記載→「高千穂秋元で見た夜神楽~今地域が生き残るために・・・」 雲杉 * * * * * * * * * * * ◆神楽宿のほしゃ殿(どん)とスギダラな夜神楽見物衆 ![]() * * * * * * * * * * * 神楽には、日本文化の基となっているという色彩感覚や音感の奥深さも知ることができると云われています。古いもの、歴史、昔話、神話などを見直すこと、そこには生きていくことの知恵がたくさんつまっています。 そこには、現実の苦悩やしがらみをほどき、真の人と人との心、自然(神)と人とを結ぶなんらかの力と時が流れている空間に感じられます。そして、何より太鼓や笛の音色を聞きながらうつらうつらとまどろみ、晴れやかな表情をみせる村人や山里の懐のなかにいる心地よさが、毎年のように秋元夜神楽へ向かわせます。 今年は行けなかったけれど、来年の秋元夜神楽を、また楽しみにしています。 ☆★写真提供:スギデラさん、杉詩ちゃん、杉宙くん ▲
by sugidara-miyazaki
| 2008-12-15 01:08
| 秋元便り
8月10日(日)イベント開催当日のお天気が、気になります。
朝から ![]() ◆当日準備 スタッフは8時に集合。私たち応援スタッフもそれぞれ担当が決まり、忙しそうなところに入ったりと・・・しかしお天気で参加者数がとても心配なところ。。。 ![]() 今年も婦人部販売所では、手作りのクラフトバックや、稲でつくられた亀のお守り、ふくれ菓子、自家製はちみつ、小麦粉、みょうが、ゴーヤ、なすび、冷やしトマトなど地どれのお野菜がたくさん並びました。 そして今年もふるまいとして、ぽん菓子、ポップコーン、おにぎり、流しソーメンと太っ腹なイベント! ![]() ◆秋元川清流まつり開催 雨や雷も鳴ったりしましたが、開催前から親子連れが続々と参加。イベント開催前に、安全祈願を行ないます。今年もニジマスのつかみ取り、釣りが企画されました。 ![]() 今年は幼児の小さい子ども用に、虹鱒(ニジマス)のつかみ取りプールを準備。こどもたちも夢中になってつかみ取りで楽しんでいました。 ![]() 晴れとはいえない天気でしたが、参加者は写真でもわかるように多かったです! ![]() この清流まつりイベントでは、近隣の地区や町から家族連れで多くの子どもたちが訪れ、子どもたちの笑顔や元気な歓声が、この秋元に響きわたりました。その子どもたちの笑顔や存在が常に身近にあることは、集落にとってはとても明るく元気になることだと、実感させられました。 私のふるさとは盆地で、やはり海ではなく川で遊びました。でも今でも泳げるかはわかりません。ふるさとも、年月とともに変わりつつあります。そんな中、この秋元は夜神楽という伝統文化継承とともに、住民により自然の恵みを活かし、これまで維持し続けてきています。この秋元川清流まつりのイベントも、秋元地区活性化のひとつだといえます。 ある方が、中心市街地や街中などで(ハードの部分)専門家の私たちが知識を使ってしていることは、この自然に恵まれた秋元のようなところでは、どんな意味があるのだろうかと考えてしまう・・・とつぶやいておられたのが印象に残りました。 ◆2008向山人 今年も、「向山人」のバックショットをアップしてみました。 ![]() ◆川のり ここでは、山の源流になるところでもあり、川のりが採れるのです!川のりの作り方を宮大生が地元婦人部の方に教えてもらっていました。 この川のりは、火であぶって醤油につけて食べたり、みそ汁にいれるととってもおいしい!! ![]() ◆秋元は、海だった!? ヤルダラさんの指揮の下、今回は宮大生で子ども学習会を行ない杉詩ちゃんが中心となって調べてくれていました。以下は杉詩ちゃんからです。 秋元が海だった証拠!それは、秋元で採れる、「石灰岩」と「チャート」という石に隠されています。 ・「石灰岩」は、海の比較的浅いところに生息する「サンゴ礁」の死骸が積もってできた石です。 ・「チャート」は、海の深いところに生息する「放散虫」という、とっても小さな虫の死骸が積もってできた石です。 ※ちなみに、放散虫は現在もなお海の中に生息しています。「チャート」はダイアモンドの次に硬い石です。 ・こうして、長い年月をかけ、海の中で「石灰岩」と「チャート」がつくられます。 ●では、海の中でつくられた石が、どうして秋元にあるのでしょうか?? ・それは、海底のプレートが「石灰岩」と「チャート」をのせて動いてきているからです。 ※ハワイから日本へと1年に8cmのスピードでプレートは動いています。 ・プレートは日本に到達すると、石だけを残し、地球内部へと沈み込んでいきます。 ・石は陸へと押し上げられます。 ・そうして長い変月を経て、石は運ばれ陸へ押し上げられ・・を繰り返して日本の大地の起伏をつくっていきました。 ・だから、海辺で見つかる石より、山のてっぺんで見つかる石の方が古い石なのです。 ● では、秋元で見つけることのできる「石灰岩」と「チャート」はどれくらい古い石なのでしょう? ・地球の歴史は46億年といわれています。 ・そのうち、生命(虫など)の歴史は4~5億年、人類の歴史は(諸説ありますが)、300~500万年です。 ・それに比べて、「石灰岩」は2億年前の【石炭紀】のもの!そして「チャート」は4億年前の【シルル紀】のもの!!なのです。 ・日本列島をつくっている石のほとんどは2億年前以降のものなのですが、秋元周辺で採れる石は特別古く4億年前!! つまり、秋元の大地は日本の中でも断トツに古い歴史をもっているのです。 ![]() ![]() ちなみに、秋元にある「チャート」は赤い色(↑)をしています。みなさん、記事を少し前に戻って秋元川の写真もよーく見てください。赤い石がたくさんあるのにお気付きいただけたでしょうか?? 私は何度も秋元に足を運んでいますが、今まで赤い石の存在に気付かず(恥) 昔「チャート」を製品化する工場があった(淳志さん談)だけあり、本当にたくさんの「チャート」がありました。 ◆お疲れさま会 楠ダラさんも相方とイベント当日昼頃に秋元到着!(それも日帰りです!往復7時間はかかります!) 午後3時頃にイベントを終え、スタッフみんなでテントの解体、出店などの片づけ後、公民館にてお疲れさま会 ![]() 天気が良かったわけではなかったですが、昨年とほぼ同じくらいの参加人数となったそうです。これも昨年の楽しさや思い出が強く残ったからなのでしょうね(昨年応援スタッフとして参加した私たちと同じ)。 ![]() この昨年から始まった「秋元川清流まつり」では、秋元集落のみなさんほぼ全世帯がスタッフで参加され、私たちも交流の機会・場となります。高齢者も多いながら、日頃農作業で鍛えられているからか元気な女性・男性が多かったのも印象的でした。 後日、公民館長さんより御礼のお手紙が届きました。「・・・過疎化・高齢化が進む集落において、外部との交流が集落を活性化させることを証明したようなイベントでした・・・来年もまた同じ時期に計画したいと思っております・・・」 今年もヨシダケ研の宮大生たちが、イベント準備や秋元学習会でも大活躍でした。その分おいしい秋元のお料理たくさんいただいたようですが(^。^)。この秋元川清流まつりは、恒例行事となっていくことでしょう。秋元にとっても、大学生のような若者たちが集落にきて元気をもらえて?いるようですが、学生にとっても地域に入っての土地の方との交流は、授業にはないとってもいい経験となるに違いありません。打ち上げ後のゼミのような夜の会は、秋元の自然に包まれてとっても意味深かった時間と場となりました。 わたしたちは、自分のふるさとのように(以上に)秋元に通わせていただいています。それも豊かな自然だけでなく、そこに住んでいる方々の寛容な温かさがあるから惹きつけられているのだといえます。 また来年もこの夏の季節、応援スタッフでぜひ参加させていただきます。その前に、晩秋の夜神楽にも行きます。 ★☆写真:50sugi、杉詩、harusugi ▲
by sugidara-miyazaki
| 2008-08-25 00:26
| 秋元便り
![]() 昨年から始まった「秋元川清流まつり」。秋元川が05年の台風14号で被害にあい、その秋元川の復旧できれいになった感謝と環境学習も含めてイベント開催でしたが、昨年大好評であり、今年も引き続きの開催です。 私たちも応援スタッフとしての参加ですが、今年も川の冷たさや高千穂・秋元のおいしい空気と避暑を求めて、宮崎市内からの3時間半以上の長い道中もなんだか楽しいもの♪。 参加ミヤダラメンバーは、50sugiさん、杉鼓さん、杉詩ちゃん、春杉。そしてなんと東京、北九州の遠方よりスギさん、色コスギさんも参加!ヨシダケ先生は、仕事で遅れての到着となりました。 さっそく到着した女性陣は、昨年と同じく案内ポスターやバザー品等の値札などを作成。せっかくなので、個性豊かな?!それらと記念写真を(^。^)。 その後私たちは、ほおずきをすべてのテントに飾り付けたり、釣り竿を竹で手作り、魚の餌づくり、ポップコーンのお手伝いを(←食べる方のお手伝いかな(^^ゞ))。 ![]() ![]() 準備を終えた後、明日の打ち合わせを兼ねてお疲れさまのビアーガーデンいや、オープンビアーロード?!秋元のみなさんへ応援隊のミヤダラメンバーや宮大生それぞれに自己紹介をしました。 ![]() ヨシダケ先生は、夜になっても来ないと思っていたら、このオープンビアーロードの関所で捕まっていて、遅くに宿へ到着。 秋元支部の仙人さん宅には、実は昨年から、母屋の隣に納屋の2階を改築した杉ダラケの別宅があるのです!女性メンバーはみんなこちらへお泊まり♪ ![]() この前日編の写真は、序章にすぎません。秋元川清流まつり当日の写真は、ミヤダラ写真部2名がたっくさん撮ってあるので、お楽しみに ヘ(^o^)/! ★☆写真:50sugi、杉詩、harusugi ▲
by sugidara-miyazaki
| 2008-08-23 23:30
| 秋元便り
今年も秋の収穫の後、夜神楽の季節がやってきました。高千穂町秋元地区の夜神楽に通い出してから、なんと13年になります。今年は、ミヤダラメンバーで楠ダラさん、杉鼓さん、杉詩さん、杉宙くんらが初めての夜神楽見学です。
![]() ![]() 神楽の舞い、笛、太鼓の音色や神楽歌も堪能できるように、今回は ![]() ![]() 毎年秋元神楽は11月の末の土日にかけて三十三番の夜神楽を奉納し、秋の実りに対する感謝と翌年の豊穣を祈願するものです。冬の夜を徹して行われる神楽は、夕方に始まり三十三番を舞い終わるのは翌日、日が高く昇った頃となります。 秋元神社に寄ったものの今年は秋元神社での宮神楽に間に合わず、その後お世話になる仙人さん宅に向かう途中、まだ薄暗いこの日のお月様は特に神秘的な満月に見えたのでした。 ![]() ![]() 左は神楽宿(夜神楽は民家を宿として行なわれる)の楽屋入りの式。夜神楽は神楽宿の表座敷に設けられたこの二間四方の神庭(こうにわ)↑で奉納される。 今年も夜神楽を通しで見ることができず、秋元神楽三十三番全体の流れを知りたい方はぜひこちらをご覧下さい。 高千穂の夜神楽三十三番の中には、神話などの物語性をもつものと、タマシズメなどの呪術の法をとりいれたものとがあります。 神楽の舞人は、奉仕者という意味から「ほしゃ殿(どん)」と呼ばれ、神の舞と人の舞との二種類があります。神の採物は杖と幣と扇で、これは神威や神徳を表わすもので、人の採物には鈴と榊と扇とが用いられ、これは物忌み、清めにあるといわれています。 ![]() ![]() ![]() くり広げられる神々たちの素朴な舞、邪気を祓って冴えわたる鈴の響き、六調子の太鼓と意味深い神楽歌の調べ。 仙人さん宅でお食事をいただいた後、私たちが神楽宿に着くと、もうすでに「杉登」(五番)が始まっていました。 ◆「杉登」は新しくこしらえた神殿に神が杉を伝わって降臨してくるというお神楽。杉を神の依代として神庭を清め、入鬼神(荒神)の降臨を招く鎮魂の舞。 ![]() ![]() 神面は神を表すものであり、「おもて様」と呼ばれて神殿に並んでまつられ、神酒や餅などが供えられる。おもて様を使用する時には、長老または神官が口に清めの榊の葉を挟んで拝礼の上取り下ろして舞い手に渡し、舞い終わればまた神棚にまつられる(左) 月刊杉web版7号1月杉話にも夜神楽と杉の関係が書かれていましたが、日本書紀に須佐之男命が自らの髭を抜きはなち杉となし、胸毛を抜きはなち桧となして・・・とあったというのを思いだしました。杉、桧などが御神木として鎮守の森に植えられるゆえんであり、この「杉登」の前にある「鎮守」(四番) は、神が杜に降臨し鎮まり給うことを表現した舞だといわれます。 この「杉登」が終わる頃には日もとっぷりと暮れ、神楽宿には夜神楽の雰囲気が漂っていました。三番神降ろし、四番鎮守、五番杉登りを合わせて式三番といい、式三番が終わると休憩に入ります。 ここで、煮しめがふるまわれ大根、里芋、椎茸など味がよく染みて美味しい。ほしゃ殿(神楽の舞い手)が見物衆にお神酒をふるまい、しだいに寒くなってきた身体も温まるのでした。 ![]() ![]() 神楽宿の表戸は、多くの見物衆がいる為このように開けっ放しで、夜半は冷え込んでくる。 ◆「地固」(六番)は、太刀を持った舞いで、太刀は水の象徴。耕地を固め穀種の発育を祈願する、いわば「農」の根源に触れる長時間を要する重要な番割。四人のほしゃ殿が太刀先を向けて舞う。国造りを表わしています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 「地固その1」(六番)( ↓ 動画)大国主命の国造りの舞 「地固その2」(六番)( ↓ 動画) ![]() ![]() ![]() 山峡の急傾斜の地に田畑を切り拓いて生活してきたこの地方の先祖の人々にとって、田作りや村づくりの困難は想像以上のものがあっただろうと思うと、この地固の神楽は意味が大きいと感じて見てしまいます。 ![]() ![]() 内注連の周囲四方には、美濃紙を二枚重ねて梅に鶯、松に日月、紅葉に鹿、鳥居などをかたどった「えりもの」とよばれる紙切り飾りが飾り付けられる(左) ![]() ![]() 夜を徹しての見物衆の中には、様々に集落の老若男女、近郷から招かれた親類縁者、神楽に合わせて都会から帰省した若者、遠方の関東などからも訪れている見知らぬ旅行者たちがいて、ほしゃどんの舞と六調子の太鼓と意味深い神楽歌の調べに引き込まれ、神楽宿には熱気がこもります。 深夜に見物衆に「おじや」がふるまわれます。今回はその場におらず機会をのがしましたが、毎年変わらぬそのおじやの美味しさは忘れることのできない秋元ならではの格別な(根菜が刻まれて入っておりいい味をだしている)味です。 ![]() ![]() ◆袖花(一四番)は、別に木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の舞ともいわれ、縁結びの願神楽といわれる理由がよく理解できる逸話があります。長くなるので割愛します(^^ゞ。 ニニギノミコトと木花開耶姫とその姉の石長姫(イワナガヒメ)にまつわる伝説には、木花(このはな)と石長(いわなが)という二神の対比がみられます。日本の文化風土が石の文化であるよりも木の文化であることを象徴しているように思われて、この伝説には日本人の美意識や生活の歴史が反映されていて興味深いものがあります。 ◆岩潜(一五番)↓は、はじめは四人潜り、次に三人潜り、二人潜り、最後の舞いあげは白刃を二本手に持ったまま前回転などあり、刃はつぶしてはあるものの真剣であるとのこと。神楽三十三番中最も体力と技術とを要するお神楽です。 ![]() ![]() 寒気の厳しさが増す真夜中に舞われ、四方割りの鈴の清けさに緊張感がみなぎって睡魔もはらわれてしまう。真剣を持っての舞は実に妙技であり、まさに真剣である。 ◆五穀(一六番)は、五穀(米・稗・粟・豆・麦)豊饒を祈り、穀神となった五人の舞人が米、稗、粟、豆、麦を地に蒔くお神楽です。 ![]() ![]() 右手に鈴、左手に五穀の中の一種をお膳にのせて神庭いっぱいに広がり色彩豊かな舞 明け方前になると御神体(一七番)が始まり、男女の神様が二人そろって新穀で酒をこし飲むほどに酔うほどに夫婦になっていき、男女二神の抱擁としておもしろおかしく表現されます。眠気が襲う頃ですが、その所作に神楽宿は大爆笑となります。 他にも八鉢(二〇番)というアクロバット的な太鼓の上で逆立ちをするこの舞いは、限られた舞い手にしか出来ない太鼓を使った妙技で見所のある舞です。 白々と夜が明けてくる頃、これからフィナーレとなり、岩戸神楽に入ります。 ◆柴引(二三番)、伊勢神楽(二四番) ![]() ![]() ◆手力男命/たぢからお(二五番)、鈿女命/うずめ(二六番) ![]() ![]() 手力男命は、天照大神が天岩戸に隠れているところを探りだし、天岩戸を開くために思案する舞(左) 鈿女命は、面白き身振りが神楽の起源となる舞といわれおり、笑みをたたえた女面に御幣と日の丸の扇を持ち、袖を巻き上げて優雅に舞われるこの舞は、男神の力強さを象徴した手力男命の戸取とは対象をなす神楽です。 ![]() ◆戸取(二七番) 文字通り天の岩戸を開く、三十三番中力のこもる、また最も人気のある神楽の一つ。 「戸取その1」(二七番)( ↓ 動画) ![]() 戸に手がかかると思わず見ている私たちも力が入り、戸が上がった瞬間には力強い感動がこみあがってきます。 ![]() ![]() ![]() ◆日が高く昇りはじめた神楽宿のまわりにひびく太鼓と笛の音色( ↓ 動画) ◆舞開/まいひらき(二八番) 天岩戸が開いた歓喜に満ちた舞。ほしゃ殿全員が御幣を手に賀歌を歌い、それに合わせて日月を両手に手力男命が舞う歌舞。 高千穂神楽三十三番中最も美しく感動的な時間であり、高千穂神楽の神髄はこの「舞開」にあるともいわれています。 ![]() ◆日前/ひのまえ(二九番) 天照大神が天岩戸より出現されたことを祝うお神楽(左) ![]() ![]() 外注連(そとじめ/庭先に竹や乗り柴で囲った注連)と内注連とを結ぶ四本の細引の綱を「みどりの糸」という。柴荒神は外注連に準備された乗り柴に乗って、この「みどりの糸」を伝わって神庭に入ってくる(右) 夜神楽を描いている方がいました(右上写真)。後で気づいたのですが、描いている方は「神楽を描く」という夜神楽の油絵や版画と紀行文を鉱脈社より出版されている弥勒祐徳氏です。 消えゆく文化を必死で守り続けている夜神楽が県下に百ヶ所近くあり、その夜神楽を描き続けて30年余になられています。夜神楽も過疎に悩む山間部で舞手を失って次々と消えていく現実があり、何とかしてこの神楽を絵にして夜神楽とは何かを残したいと続けておられるのでした。 ◆注連口/しめぐち(三二番) 入鬼神が「みどりの糸」の日月をとって世界を照らすように注連の前で舞う。 ![]() ![]() ![]() ![]() ◆雲下/くもおろし(三三番) 紙飾りを取りおろす舞。神楽終わりの舞 ![]() ![]() ![]() 夜神楽三十三番の終章にふさわしい演出で、最後に内注連を取り外し二日一晩夜を徹して舞い明かされた高千穂秋元神楽は終わりを迎えます。 最後に、ほしゃどんたちによる見物衆への紅白のもちまきが行なわれて、この年の神楽は幕を閉じたのでした。 ![]() ![]() ![]() 神楽宿の正面戸外の庭先につくられた「外注連」(そとじめ)ー山の神の依処とされる(左)、神楽宿には「棟飾り」と称して、この地方特有の千木を置いた屋根に魔除祓いの弓と御幣が立てられる(右)。 ![]() ![]() 白い割烹着をきた集落のご婦人たちが、美味しいお煮しめやおじやで見物衆をもてなし、歓迎して下さる。集落あげての祭りごと。 この高千穂・秋元神楽の写真や動画など、最後まで見ていただいたみなさんの中には、高千穂・夜神楽を自分の目で見に訪れ、体感したいと思われた方がいたのではと思います。 私自身なぜ毎年のように高千穂夜神楽に心惹かれ、見物衆となり訪れるのか?自分の故郷は他にあるけれど、まだそのもっと昔にさかのぼった日本人としての原点、遺伝子に関係しているに違いないという思いで通い続けていました。言葉に上手く表現できないでいたところ、ぴったりとあてはまる高千穂神社宮司である後藤俊彦氏の文章がありました。以下引用させていただきます。 「・・・神楽宿の中だけには『むら』のぬくもりと神人和合の不思議な世界がひろがり、人をして遠い魂の原郷へといざなう。そこでは外来のよそ者も一夜の里人となり、故郷を喪失した”魂の巡礼者”もまた神と祭りという日本の最も根源的ないとなみの中に自己生命の回帰と出発点とを見出すのである。 ・・・敗戦と戦後の高度経済成長社会は、このような伝統的『村』意識を根底から破壊してきたといわれている。しかし高千穂の夜神楽と、それを求めて訪れてくる人々の表情をみるかぎり、共同体への帰属意識というものは人間の本性に根ざした生命の核のように思われてならない。 ・・・『緑の糸の日月』には生命はあるが支配はない。多くの人々が神楽に何を求め、高千穂の神楽が何によって支えられてきたかを知ることは、これからの社会を考えてゆく上で決して無益ではないと思う。」 ☆★写真:杉宙、杉詩、50sugi、harusugi ★★参考文献:夜神楽三十三番 ーひむか新書5 ▲
by sugidara-miyazaki
| 2007-12-09 23:58
| 秋元便り
杉コレの翌週となる10月27~28日の休日、高千穂・秋元へ脱穀ツアーに行ってきました。
宮崎市内からだと、高千穂町秋元地区まで、普通の道で(高速道路がない)3時間半ほどかかります。二日間とも秋晴れのいい天気に恵まれて、脱穀日和(^。^) ◆◆ 1日目 ◆◆ 秋元では、紅葉が少し見られました。下の写真は、秋元支部長仙人さん宅から見える景色。 ![]() ![]() 実物はもっと美しい!風が吹くと、黄色い葉が桜のようにチラホラと舞い落ちて(↑)見とれてしまうほど(右)。 ほぼ同じくらいにヨシダケ先生、ナカムラさん、harusugi、楠ダラさん、ケイさん、エンジェルくん(スイス人高校生/長期ホームスティ中)の6名が秋元到着。10時半と遅めでしたが、脱穀ツアー参加者がミヤダラ5名+3名の8名となるので、人数で巻き返すつもりです。 ![]() ![]() ![]() 秋元ならではの移動手段、これがやみつきになるほど気持ちいい(^o^)/。エンジェルくんも初体験。田んぼまでGO! ![]() ![]() ![]() 少し遅れて着いた杉詩ちゃん、杉宙くんも合流。それぞれ自分なりに仕事をみつけて、動きます。 ![]() ![]() キャタピラカーに、ヨシダケ先生、楠ダラさんもトライ。 ![]() ![]() 田んぼの下の方には、藍の畑が広がっていました。 ![]() ![]() 初めて見た(藍染めの)藍の花!ピンク色だった!!(右) 休憩へ向かう前に、夕食の材料まで調達。 (他にも衝撃的な食材?が・・・食べてしまったけど(∋_∈)、アップは控えときます(^_^;) ![]() ![]() 酸味と甘みのある赤い実とあざみの葉っぱ(左)、むかご・写真はむかごの葉っぱ(右) 休憩タイム ![]() ![]() きなこもちと秋の果物がおいし~い 小豆がいっぱ~い!(仙人さん宅の収穫) ![]() ![]() 小豆って(大好物)こんな風に収穫されるんですね! この日1日だけで、60俵あまりの米収穫となりました!!初日はマスク(農作業用マスクってあるんです!)をしてなくて、鼻をかむと真っ黒け(もみの埃などを吸い込んだりしてる)になるのでした。 ![]() 収穫の宴 仙人さんとタカユキさんファミリー、秋元の青年のみなさんとお疲れさまでした~(^o^)/ ![]() ![]() あざみの葉っぱの炒め物(これが結構くせになるおいしさ!)、かぼちゃとむかごの煮物、鯵寿司、博多かぶの酢の物、梅肉のはいった白和え、かぼちゃコロッケ、隼人瓜の漬け物などなど、どれもおいしくてついつい食べ過ぎてしまった。 ![]() ![]() あざみの葉っぱと薄揚げの炒め物(↑) ◆◆ 二日目 ◆◆ ![]() 朝9時に集合、農作業開始です。 秋元の澄んだ空気が、頭と身体も心地よくめざめさせてくれます。 この日は、私たち応援隊はお昼過ぎまでの作業。 (この写真の景色←↓も、仙人さん宅のリビングから見える) ![]() 掛け干ししてある田んぼに案山子?!・・・・・ん、(◎-◎)よ~く見ると杉詩ちゃん! ![]() ![]() 田んぼに向かう途中には、色彩豊かな花々が咲いている(@。@)(左) 実り豊かな秋元の稲穂 ![]() この日は、半日で25俵ほどの米収穫! ![]() ![]() 脱穀した後の藁の上は、気持ちよくて・・・お昼寝したくなる(左)、この日も集合写真をパシャ(右) 昼食タイム 金木犀の香りがただよい、思いきっり深呼吸してしまう秋。 ![]() ![]() 二日間とも昼食を、タカユキさんところで。豚汁や秋元のごはん、隼人瓜の煮物、シソの千枚漬けなどなどおかわりしていただきました。秋元だからか、農作業のあとだからか、毎回食べ過ぎてしまうのでした。 この二日間、秋元のおいしい空気と食べ物、気持ちのいい汗をかき、秋の季節を満喫できた脱穀ツアーでした(~o~)。 秋元のみなさま、実りの秋の二日間ありがとうございました。 ◆◆ おまけ ◆◆ 秋の芙蓉 ![]() 藍の花/樹齢500年のカツラの木 ![]() ![]() カツラの木は、仙人さん宅のすぐ近くにあり、宮崎巨樹百選の高さ30メートル!見応えがある(右) 観光スポットの秋元神社と高千穂峡 左の秋元神社は、専門家の話によると、拝殿が「鬼門」を向いているというめずらしい神社で、とてつもなく強いパワーをもっている場所なのだそうです。県外からもこのパワーを求めて訪れる秋元神社。この日も数名に道を聞かれ、観光客がよく訪れてました。 右は、宮崎の観光地として有名な高千穂峡(この日は、エンジェルくんが初めてで案内がてら行ってきました) ![]() ![]() 秋元神社には、巨樹の銀杏があり、その銀杏の葉がじゅうたんのように敷き詰められる頃、夜神楽がこの神社から始まる(左) ☆★写真 :杉詩、杉宙、harusugi ▲
by sugidara-miyazaki
| 2007-11-06 00:58
| 秋元便り
川と遊ぼう!の当日(8月12日)です。お天気は晴れのち時々雨。
すでに朝からの一雨で、森林や棚田の緑が美しく輝いてました(@。@)! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ◆当日準備 朝8時30分集合して、それぞれの準備。 ![]() ![]() 秋元産売り場では、秋元の美人勢揃い。ほんとにきれいな方ばかり!(左)、公民館では、ふるまい用の餅、おにぎり、ソーメン、漬け物の準備(右)。 ◆開会式 開会式は10時。参加者とスタッフに、ケガなどないように安全を祈願しました。 ![]() ![]() 安全を祈願し、御神酒1升を秋元川に奉納しました。 ◆水生昆虫調査 ![]() ![]() 当日に朝早くから家族、知人たちと宮崎を出て、水生昆虫調査に来てくれたヤルダラ↑さん。 ◆魚釣り 秋元川にて、前日の夕方に放流したニジマスを手作りの釣り竿と練り餌で釣ります。 ![]() ![]() 前日に準備したたくさんの釣り竿(左)。 ![]() ![]() ![]() なにやらスタッフの杉鼓さんとスギさんも魚釣りを楽しんでます!(右) ![]() ![]() 大人も子どもも楽しそう!大人の方が童心にかえって、夢中になってました。 ◆魚のつかみ取り 今回のイベントで大盛り上がりのニジマスのつかみ取りです。当日◎百匹もの放流!! つかみやすいように川の勢いも調整して、子どもだけが参加可、大人はつかみ取りできないルール。 ![]() ![]() 高千穂以外の近隣町の子どもたちも来て、低学年だけで40人近く。総勢60~70人以上の参加?! ![]() ![]() 上手な子は、一人で何匹も!つい大人もつかみ取りしたくなる。追い込んでつかむのがコツ! ![]() ![]() ![]() ハルスギが履いているのは、秋元の97才のおばあちゃん手作りのわらぞうり!これだと川の石の上でもすべらない!秋元の方たち、川海苔をとる際にもよく履くのだとか。 イベントが終わった後、私たちスタッフも昼食用に、つかみ取りにトライ。 ![]() ![]() 楠ダラさんとハルスギもそれぞれゲット!うれしそうなクスダラさんのショット(左)。ハルスギは、デジカメを危うく川に浸けそうになるも、その忠告も耳に入らずつかみ取りに夢中でした(^_^;)。見守るスタッフたち(右) ◆パフォーマンス 午後から舞台にて、ヒップホップダンス、歌、三味線演奏がありました。 ![]() ![]() かわいらしい子どもたちの軽快な音楽に合わせたヒップホップダンスに、みなさん顔がほころびます。 ![]() ![]() この地区若手青年ホープでもある子どもたちのダンスの先生も。やはりキレがあり、うまい!!(左)。津軽三味線を演奏、秋元に響き渡るほどの迫力!募金箱を横に高千穂鉄道募金のアピールがありました(右)。 ◆ふるまいづくし 流しソーメン、おにぎり、つきたて餅、ぽん菓子、漬け物などすべてふるまいなのでした(◎-◎)。 ![]() ![]() 大勢の親子連れの方々に喜んでいただけました。 ◆向山人 秋元のみなさんの色違いの「向山人」Tシャツ、ポロシャツが決まってます! なんだか欲しくなりますね。あなたならどの色がほしい? ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ◆水質調査 ヤルダラさん御一行の協力のもと、検査キットを使って秋元川とこの地区の水道水のCOD調査を3回行ないました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 子どもたちの真剣で、純粋な目がたまらなくかわい~い(^。^) ![]() ![]() 実際残っていた酒の1升瓶の数滴が混じるだけでも、数値が悪くなってしまうのを、目の前で実験。 この調査には、実はオチがありました。秋元川と水道水は同じくきれいな数値でしたが、なぜなら水道水は、川に流れる前の山水だったからでした(~o~)! ◆打ち上げ会 イベントの片づけ終了後、公民館でさっそくの打ち上げです。みなさんお疲れでしょうに元気です! ![]() ![]() ミヤダラ&team☆応援団長のヨシダケ先生がご挨拶。今回ヤルダラさん御一行協力のもと、水生昆虫と水質調査の提案協力もしました(左)。 ![]() ![]() ![]() ![]() ジャンケンゲームで、ほおずきや野菜などをゲット。 ![]() ![]() この秋元地区50数戸ある中で、最年少1才の男の子と若き仙人(左)。秋元の元気印タカユキさんとミヤダラ(右) 楠ダラさんとその相方さん、ヤルダラさん御一行はこの打ち上げ会の片づけを終えて帰路へと。みなさまお疲れさまでした。 ◆帰り道 ![]() ![]() 秋元にきたら、コレが最高なのです。豊かな自然とおいしい空気に思わず歓声がでちゃいますヘ(^o^)/。 ◆BBQタイム ![]() ![]() BBQの準備の合間に、初お披露目をしようと思っている「スギダラ節」ダンスの練習、そしてteam☆にも伝授。 ![]() ![]() 左の青年がヒップホップダンサーで、まちづくりに熱い秋元のホープ。彼に初お披露目のあと「スギダラ節」の完成度の高い振り付けを実は依頼中(^^ゞ(右)。 ◆ダンス、そしてサプライズ!! いつも秋元のみなさんに、ダンスなどの芸で楽しませていただくので、今回ミヤダラはちょっと無謀とも思える「スギダラ節」ダンスを初お披露目しようとたくらんでいました。そしてBBQのとき、ついにそのチャンスが! ![]() ![]() 1回目は、音楽について行けず大失敗して大笑い!(左)。2回目にトライし、なんとか初お披露目が形になりましたヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ ![]() ![]() そして恒例の「アヒルのダンス」を楽しく終えたすぐその後にサプライズの仕掛けが!!只今杉鼓さんがBGMセット中!(右) そして、なんとハルスギのために、バースディメッセージが多くの方から届けられており、誕生日から4日後のことで、まさに不意打ちでした。 ![]() ![]() 準備されていた「16小節のラブソング」をBGMに、バースディメッセージの一部を杉鼓さんが読んでくれて・・・私はただ照れるしかなく、贈られたメッセージに感動、心にしみいりました。 とっても素敵なサプライズハッピーバースディを、大好きな秋元でありがとうございました(^。^)。何歳かって、それはヒミツ! ◆神楽宿 ![]() ![]() 今日も泊めていただく仙人さん宅は、旧家の梁をそのまま活かして再建。神楽宿に最適!(左)、今夜もそこで楽しく夜が更けていきました(右)。 ![]() この家の隣にある機織り場にする納屋の2階を、杉をふんだんに使い広々と改装中でした!出来上がりが、楽しみですね。 この高千穂町の秋元地区は、50数戸のそう大きくない地域です。ヨシダケ先生やハルスギはこちらと縁があって12年ほど通わせていただいてます。 少子高齢化や過疎化の問題はありますが、夜神楽の文化をしっかりと継承しつづけており、特に中堅のみなさん男女とわず元気です。スギダラ設立前にsugioさまやスギさん他、設立後にスギダラ本部のみなさんたちも訪れて、この秋元に魅了されました。スギダラ発祥の起源とも、sugioさまが語っていました。 今回このように、秋元50数戸のみなさんが家族総出で、お盆前に「川で遊ぼう!」イベントを開催されたパワーに元気をいただいたとともに、農地や森林、小川(農地に水を引く用水路)など、人が手を加えて作った自然は、人が関与しなくなったら、維持されなくなってしまうのだということ、きっと棚田の石垣も崩れていってしまうのだということに気づきました。 この秋元で自然環境を維持する共同作業が多いのも、このためなのだと、田舎や自然の風景は、住んでいる人たちがつくっているのだと、また実感させられたのでした。 このような田舎社会に、この国の「原点」があると再認識した2007・夏の秋元でした。 ◆おまけ ![]() ![]() 6月に種まきした粟ときびが、もうこんなに育ってました(◎-◎)!!(左)。高千穂神社の樹齢800年の杉、巨大さがわかるでしょうか(右) ![]() ![]() 青葉大橋から撮った高千穂峡。 ☆★写真提供:ミヤダラ写真部杉詩・杉宙、ハルスギ ▲
by sugidara-miyazaki
| 2007-08-20 01:08
| 秋元便り
![]() 参加メンバーは、ヨシダケ先生、スギさん、杉鼓さん、楠ダラさんとその相方、杉詩ちゃん、杉宙くん、ハルスギ。そしてteam☆(宮大工学部)のみなさん、11名です。 秋元川が、05年の台風14号で被害にあいましたが、その秋元川の復旧できれいになった感謝と環境学習も含めて、イベントを開催。 秋元に着くと、まもなく昼食の時間でした(^^ゞ どうでしょう!この大人数でのガーデンランチは、イタリア映画に出てきそうな風景に思えませんか?この景色で大人数でいただく食事は、おいしいものです! 写真部の活躍で、写真が多いので二回に分けて報告します(^_^;)。 ◆前日準備 ![]() ![]() ミヤダラ写真部の杉詩ちゃん。なぜか「釣り吉三平」スタイル!?に見えるけど、とってもかわいい(^。^)(左) 写真部の杉詩ちゃんは、三日間で写真の数も多いながら、今回もいい写真を多数撮ってくれました。そうなると、アップする私も編集し甲斐があります。 午後二時から、地区のみなさんと私たち応援部隊集合で、イベント準備にとりかかります。 まず、メインのイベントでもある「魚のつかみ取り」のセッティングです。 ![]() ![]() つかみ取りしやすいように、石を使って小さなプールをつくり、川の流れを変えたりと(左)、網でせき止めをつくる(右) ![]() ![]() 婦人部販売やかき氷や串焼きなどのテント設営、そうめん流し台の準備など。 ![]() ![]() たくさんのほおずきが地区の方から提供され、このほおずきで婦人部販売所などを、飾り付けます。 ![]() ![]() 魚釣り用の釣り竿を手作り(左)、舞台もほおずきで飾られました(右)。 ![]() ![]() 準備の合間に、ミヤダラ三姉妹で「スギダラ節」の振り付けを考え中(^。^)(左)、イベントの案内を、杉詩ちゃんと四人で準備。なかなかのできまえのものや、ユニークなものまでいろいろあり。(右) ◆婦人部の売り物など 秋元の新鮮な野菜や、手作り作品の数々でいっぱいです。 ![]() ![]() 田楽ナスにとっても良さそうな立派な茄子(左)、ほおずきの飾り物(右) ![]() ![]() まだまだたくさん準備してあるトマト、他にも様々な野菜が(左)、色々なデザインクラフトバックのうちの一つ(右) ![]() ![]() おばあちゃんたちが手作りしたわらぞうり、そして飾り用のミニわらぞうり(左)、藁でつくった縁起ものの亀(右) ![]() ![]() ![]() 前日にもつくられたふるまい用のポン菓子。つくる際にものすごい爆音!!で、一度に大量にできてしまう。つい大口でほおばりたくなる(中央) 前日の準備も終わり、当日のお天気が気になるところでした。team☆のみなさんはカネミツさん宅へ、ミヤダラのみんなは仙人さん宅へと民泊させていただきました。 あとは、当日編へとつづく。 ▲
by sugidara-miyazaki
| 2007-08-18 23:58
| 秋元便り
![]() この休日も、熊本では豪雨による河川の氾濫で心痛める大きな被害がでており、1日も早い復旧を願うばかりです。 ここ秋元も、2005年の台風14号での豪雨で、秋元川は大きく姿を変えました。 そして、6月30(土)に、秋元川の河川災害復旧完成祝賀会&荒神祭りがあり、ヨシダケ先生が行って来ましたので、写真中心でお届けします。 ![]() ![]() この頃は、雨不足で川水がなくて・・・護岸はこんな感じになりました! ![]() ![]() ![]() ヨシダケ先生も神事に参加しました(左) ![]() ◆祝賀会 ![]() ![]() この日は、スギダラ秋元支部結成式を行なったあの公民館で、工事関係者、役場関係者と地元秋元地区のみなさんが集まり、盛大に数々の舞踊やダンスでお祝いし大盛り上りした様子です。その模様は写真で感じ取っていただけるかと(^o^)。 ![]() ![]() いくつかの正統派の舞踊のあとは、笑いの渦へと・・・右はルージュ倶楽部(若妻婦人部)による「大奥」 ![]() ![]() そして、もう「アヒルのダンス」はここでは古い!今は 「カエルのダンス」 なのです!! な、なんと!OZMAだ~(O_o)WAO!!! ![]() ![]() あのNHKで物議をかもした人(↑)が!秋元のみなさま、やっちゃってくれました~(◎。◎)! ![]() ![]() もうみなさん、ノリノリです ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ ![]() ![]() なんて秋元の方々は、芸達者な方々が多いんでしょう! ![]() ![]() 秋元のダンスは、さらに進化をとげていました!!秋元のみなさんの喜びいっぱいの笑顔が素敵ですね(^。^) ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ < おまけ > 祝賀会の後、秋元地区でも水車をつくる計画があり、高千穂町と日之影町の2カ所の水車見学へと。 ◆高千穂町の水車 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この水車でついたお米は、胚芽はついたままにできるとのこと。 ◆日之影町の水車 ![]() ![]() ★写真提供 : ヨシダケ先生 ▲
by sugidara-miyazaki
| 2007-07-08 23:58
| 秋元便り
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||